Destination key

自然に還る移住生活を目指して

食べ物で広がる輪

生まれた街を離れるってそう簡単ではない。かも知れないけど、そんな事想像した事もないとか、よく言われた。そういう人多いかも知れないね。旅行とは別、暮らして行くことになると、やっぱり簡単では無いかもね。

同じ地域内での引っ越しでも一大行事なのに。家族の転勤などでやむを得ずとか。自分の意思以外の理由がないと。

 

私は長いこと、アメリカに憧れ、住んでた時期があるので、あまり移住に特別に思うことは無いけれど。アメリカの時でさえ、同じ女子寮にいた友達はホームシックになる中、

(ホームシックって何?)状態の私は、すっかり日本の事など頭になくて、日々、ニューヨークの街を覚える事が楽しくて、新鮮で次々と新しいあらゆる出会いがも有り、道や地下鉄やバスに慣れることに一生懸命だった。

 

食べることに関して、柔軟である事、そこが1番の強みだったかも知れない。

ジャンクから高級レストランも、インド料理、チャイナタウン、コリアンタウン、ヴェトナム料理、ロシア料理、ケイジャン料理、1番好きなのはテクスミクスだったな。アメリカンメキシカン料理の事である。タコベルも好きで、何故今だに日本に来ないのだろう?とたまに思う。

地元に溶け込む上で、ジャンクなマカロニ&チーズやペプシやコークも好きになったし、苦手だったバターケーキもそれなりに美味しいと思うようになっていった。

 

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不思議なのは、同時に、日本料理も恋しくなったこと。日本蕎麦、緑茶、豆腐、白いご飯、おにぎりが恋しくてたまらなくなり、刺身、天麩羅、お寿司と、外国人に人気なベタな日本料理が好きになっていった。インドカレーやタイカレーも美味しいけど、日本のカレーも食べたい。

 

パクチーとかサフランとか癖の強いスパイスも平気、様々な各国のスパイスも好き。女子寮に住んでいる日本人が苦手としてる食べ物も1人平気で食べてた。元々、白いご飯に何かかけたのは嫌いとかそういうこだわり?制限?みたいなのは全く無い。目玉焼きには醤油派だったけれど、醤油は無いので、塩胡椒で食べてもそれはそれで美味しいので、絶対に醤油じゃ無いとダメとかも無い。

海外で料理が食べられなくて、結局日本のカップ麺で過ごした話もよく聞くけど、わたしにはそういうところが一切無い。今でも同じで、マヨラーのような極端な偏食以外はダメだけど基本、こだわりが無い。

 

今の生活では、周りの人は結構はっきり物事を言うので、気づいたけれど、私ってだいぶ何でも食べる方だと思う。エビも殻をカリッと、魚の骨もうまくカリカリに焼けてたら、バリバリ食べちゃう。野生的?ワイルド?なの?サバイバル?要するに好奇心旺盛なのだと思う。見たい知りたい体験したい。今までに無いことを経験したい欲求が強いのだと思う。(魚介以外、動物性、ジビエなどは、お付き合いで少量だけしか食べないゆるベジである事も断言しとく!)

 

その地域の地場産品、名物を聞くという会話も食べ物の話だと比較的誰とでも話が弾む話題の1つ。美味しいものが食べられて、知り合い、お友達も増える。輪が広がるキッカケになる。うちの甥っ子たちとかお寿司や天ぷらの美味しいお店に行っても「カレー」を食べちゃう今時よくいるタイプ。食に興味のない世代、甥っ子の従兄弟はジェンダーレスとかで、お菓子ばかり食べてたらしいけど、今はちゃんと食べてるみたい。友達やみんなで食を囲む方が仲間になりやすい、最初は付き合いだったかも知れないけど、良かった良かったと思う。

ホント押し付けはしないけど

そんな世代にも、無理しなくて良いけど一口とか少量でも少し冒険してほしいって思う。相手への気遣いと思いやりだけじゃ無くて、あれ?意外と美味しい場合もあるから。

そして友達も出来る♪